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Mansion Reform

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室内の湿度を調整する建材

 マンションの室内は高気密化されているため、換気が不十分となり室内の空気環境は決して良い状態とはいえません。その対策として平成15年に改正建築基準法が施行されて、新築建物(マンションを含む)の居室においてはホルムアルデヒドなどを発散する内装材の使用制限や、24時間換気設備の設置などについて規定されました。それでも冬場に換気設備が稼動していると、乾燥のしすぎや、局所的に結露が発生するといった問題も生じており、湿度環境の面では解決されていない問題がまだあります。

「さらりあーと」の見本

「さらりあーと」の見本

 この湿度環境改善対策に有効な内装仕上げ材として、内装材料の総合メーカーである大建工業が「さらりあーと」という商品名で調湿内装材を開発・販売しています。

 この「さらりあーと」の基材は非常に微細な孔を無数にもった構造体で、室内の湿度が高くなると、多孔質ケイ酸化合物などの細孔が余分な湿気を吸って結露やカビの発生を抑制し、逆に乾燥した室内では溜め込んだ湿気を放出して湿度をコントロールします。調湿の機能以外に消臭機能やからだに悪影響のあるホルムアルデヒドを吸着する機能を併せ持ったものもあります。

 使用する部位としては洗面所、寝室、リビングなどの壁および天井の内装仕上げにお薦めできますが、浴室など水が直接かかるところには使用できません。

 この材料には壁用と天井用がそれぞれあり、材料の厚みは6ミリ~12ミリで壁の場合は既存の仕上げがボード類であればその上に接着材と両面テープの併用などで貼り付けて仕上げることができます。

 この材料自体の単価は種類にもよりますが、カタログ価格で1平方メートルあたり約4600円~1万円となっています。そのほかに見切縁やジョイント部の仕上げに必要な副資材費用や施工手間費用も必要となりますので、使用を検討される場合には地元の工務店などに相談してください。


臨機応変に湿度調節をする機能