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神戸ベイビーカフェ代表理事/榎本 紘子さん

榎本 紘子さん
「ママが笑顔でいれば何とかなる」
Profile

榎本 紘子さん/神戸ベイビーカフェ代表理事
1978年生まれ。神戸生まれ神戸育ち。学生時代、読者モデルとして活躍。2008年結婚。出産を機に、育児と仕事の両立の難しさに直面。育児ノイローゼになりながらも、ママ事業家仲間と、神戸ベイビーカフェを立ち上げ、11年NPO法人化。12年日本初「ママ専用のコワーキングオフィス」を神戸にオープン。活躍したい女性を販促の側面からサポート。
http://corp.kobe-babycafe.net


 「子育ても仕事もできるオンナ」を理想に、結婚・出産へ。ところが生活は一転。今思うと、もっと周りに「助けて」と言えばよかったのですが、当時はそれすらできませんでした。仕事どころか、0歳児を連れての外出もままならない。正解が分からない中、手探りが続く日々でした。

 少子化対策、待機児童解消、子育てケア、バリアフリー。言葉が先行し、子育てがしやすくなっているようにも見えますが、小1の壁や37.5度の壁、ママカーストなどの言葉が世間をにぎわしています。そんな問題を抱え、気がつけば育児ノイローゼになっている女性も多いようです。

 私もそんな一人でした。自身の体験から、「地域みんなで子育てをするプラットホーム」のような存在をつくりたくて、NPO法人神戸ベイビーカフェを立ち上げ、ママたちのサポートに取り組んでいます。

子育て女性に寄り添う地域情報の発信

いざというときに頼りあえる顔見知りの地域コミュニティーづくり
いざというときに頼りあえる顔見知りの地域コミュニティーづくり

 私たちのいう「地域」には「その土地」「ジャンル」と2つの意味があります。地域のつながりは薄くなっていますが、ブログやSNSを上手に活用し、「○○ちゃんのママ」ではない輪で活動する女性や、子育てに寄り添う関係づくりを担う人や団体も増えてきました。

 子育て・仕事に奮闘する母親をサポートする女性スペシャリストを「ママプロ」と呼んでいます。ママプロはたくさんいるにもかかわらず、情報が点在していて活用できていないことに気づきました。私たちが発行しているWEBマガジンでは「頼れる地域の専門家〈ママプロ〉と出会える媒体」、「お家で楽しんで読むフリーペーパー」をコンセプトに、子育てや地元に関する情報を発信しています。ママプロを地域のハブに、子育て女性が少しでも楽になる「地域や社会・企業とつなぐプラットホーム」を目指して活動しています。

多様化する女性の働き方に寄り添う

ママプロと出会うつながるフェス『ママスマイルカフェ』を開催
ママプロと出会うつながるフェス『ママスマイルカフェ』を開催

 出産後の離職率、子育て女性の再就職問題の影響もあるのか、「ママ起業」「プチ起業」という女性の起業が目立っています。最近では「ママ喜業」ともいわれ、子育て女性の働き方が多様化しています。

 起業や社会復帰に向けてのキャリアサポートや、先人と出会いワークライフバランスを学ぶ「ママプロラボ」を展開し、働きたい、社会と関わりたい女性に寄り添う取り組みをしています。

 企業と取り組むイベントを通じて、気軽に育児相談や交流ができる場所の提供や、子育て・親育ちのできる環境づくり、多様化する女性の働き方に寄り添うリアルなコミュニケーションも重要視されます。子育て家庭支援の充実を図り、「孤独子育て」からの育児ノイローゼの解消や幼児・児童虐待の減少を願い、安心して子育てできる街作りと地域の活性化を目的にしています。

子育てしながら地域で働く新しい働き方

 スマホ普及によるオウンドメディア化。情報の多様化により選択肢に困るという時代だからこそ、リアルとネットを融合したコミュニケーションを提案したいと考えています。

 日々のレシピを綴ったブログが出版される時代です。個々がネットのルールや情報発信の知識を身につけ、好きなことや興味のあること、得意分野や地域の情報を発信し、「地域のコミュニケーター」として、ネットとリアルをつなぐ働き方こそが、子育て女性の強みを生かせる働き方。子育てしながら地域で働く新しい働き方であると確信し、「地域コミュニケーター」の育成に取り組んでいます。

ママの笑顔が一番大切

 「ママは頑張るよりも、まずは笑顔でいること。笑顔でいれば何とかなる」という言葉は、ママプロからもらった言葉です。私を救ってくれた言葉であり、今では私のモットーです。輝くママの笑顔は、子どもを安心させ、家庭円満につながります。

 リアルでもネットでもいい、「ベイビーカフェ」というプラットホームを通じて、女性に寄り添い、子どもを産んで育てたい街、笑顔あふれる街にするために、これからも活動をしていきます。



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