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色彩プロデューサー/関口 智恵さん

色彩プロデューサー/関口 智恵
「『色の力』をビジネスに活かしていますか?」
Profile

関口 智恵/色彩プロデューサー
(株)キュア・カラー代表取締役。広告代理店勤務時代、アーティストの広告宣伝を担当。1999年に「キュア・カラー」設立。色彩はもとより、企業のコンサルティング、商品開発、監修などを多数行っている。テレビ共演者(ビートたけし、所ジョージ、少年隊の東山紀之、佐藤隆太、久本雅美、ベッキーetc.敬称略)にカラーセラピーを行うなど幅広く活動。
http://www.cure-color.com/



 新聞やテレビ、雑誌などのメディアを中心に、「色の力」が注目を浴びています。

「LEDカラーヒーリングライト」メンタルマネジメントに有効なプログラムを内蔵

「LEDカラーヒーリングライト」
メンタルマネジメントに有効なプログラムを内蔵

テレビ収録風景。各テレビ局で「色の力」は、注目されています

テレビ収録風景。各テレビ局で
「色の力」は、注目されています

「日本における統合医療の展望」イベントにて色彩療法を紹介

「日本における統合医療の展望」
イベントにて色彩療法を紹介

 色は、人の心や身体にさまざまな影響を及ぼします。この「色の力」をもっとビジネスに活かしてみませんか。

 例えば住宅や店舗などは安全性・快適性のほかに、見た目の「美しさ」が求められます。

 しかし「美しいカラーコーディネート」とは、個人の美的センスにより異なります。ある人には「キレイ」と感じる色であっても、ある人には、「居心地が悪い」と感じる色もあるのです。

 建物を使う人が、どんな空間を求めているのか、またどのような人に来てほしいのか、住んでほしいのかなどを意識する必要があります。色彩心理学の知識があれば、ターゲットに合わせた宣伝や建物づくりが可能になります。

 色は、電磁波の一種で、380ナノメートルから780ナノメートルまでの波長の可視光線です。波長ですから、色そのものにエネルギーがあります。

 それぞれの色に、心や身体に影響を及ぼす作用があり、使い方によっては、自己治癒力を高め、心身のバランスを整えることも期待できます。

 色彩心理学の知識を空間づくりに活用することで、そこにいる人が元気になる空間をつくり出すことができます。

 このように色を使ったアプローチをカラーヒーリングといいます。

 カラーヒーリングや色彩心理学の応用範囲は広く、住宅の色彩設計はもちろんのこと、社員のメンタルマネジメント、自分ブランディングなどにも活用できます。

 最近では、実際に色彩の効果を活用した町づくりも行われています。

 大阪府柏原市や神奈川県川崎市などで、より安全な町づくりのために、青色の街灯を取り入れた結果、事故率や犯罪率が低下したというデータもあります。なぜ青色の光にしたかというと、青色には、心理的作用として、冷静、理性的になれるなどの鎮静効果が期待できるからです。(その一方で、オレンジ色や黄色の街灯に慣れていて、青色の光に戸惑う住民も多いようです。)

 最近、ブームのように取り上げられることが多い「色の力」ですが、色と心身との関わりは、いつごろ発見されたのでしょうか。

著書『心の三原色』(インフォレスト)

著書『心の三原色』
(インフォレスト)

 色のエネルギーを心や身体に取り込む「カラーヒーリング」の源流は、古代までさかのぼることができます。

 古代エジプトでは、病人のために色彩と光の寺院が建てられました。そこには神聖な場所として特別な空間があり、病人は群青色、紫色、ピンク色の光を浴びることができました。また、エジプトのヒーラーは、心と身体の病気の両方を癒すために特定の色を身に着けることを患者に勧めたそうです。

 ギリシャの哲学者ピタゴラスは、紀元前500年に、色による治療を行っていたといわれています。

 また、日本の女性は、昔から冷え対策に赤い腰巻を使用してきました。赤色を身に着けると、体感温度が1度から3度高くなるといわれ、現在でも、巣鴨で赤いパンツが流行しているのは、赤色が血行を促進したり、交感神経を高めて気持ちを元気にしてくれるからです。

 色からのアプローチによって病気が治るのではなく、予防医学的観点か ら、人間が本来持っている自己治癒力や免疫力を高めて健康維持を心掛けましょうというのが、私のカラーヒーリング理論です。

 またカラーヒーリングは、ストレスマネジメントにも有効です。ストレスの原因は、人間関係の悩みが多いです。人間関係の悩みを軽減するには、まず自分と他人の価値観の違いを客観的に分析することです。そのためのツールとして「色の力」を使い、自分のことを知りましょう、ということを提案しています。

 これからも、ますます注目され続ける「色の力」。「お客さまから選ばれる」「お客さまから喜ばれる」商品(企業)には、色彩心理の活用が不可欠です。



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