編集部からのご回答

用語・用例

マンション分譲時の「一期」、「一次」という表記について

マンション販売時に「第一期分譲」「第一次分譲」といった言葉を聞きますが、この「一期」「一次」とは何なのでしょうか?

販売体制に応じて、段階的に売り出す順番のことです。

総戸数20〜30戸のマンションであれば、一度に全戸を販売するケースも珍しくありません。しかし、大規模なマンションでは、全戸を同時に売り出すと購入者一人一人へのフォローが十分にできない場合もあります。そうした事態を避けるために考えられたのが、「一期」「一次」などと販売の時期を分ける方法です。販売の体制に応じて、数十戸程度ずつ段階的に販売していくことが多いです。

ところで、「一期の方に人気住戸が多くて、二期、三期と販売時期が後になるにつれて、“余りモノ”が増えるのでは?」という不安を抱く人もいるかもしれませんが、そのような心配は無用です。タワーマンションなどで高層階中心、低層階中心などとフロアを分けて販売する場合を除き、金額、広さ、間取り、位置などの偏りはあまりなく、選択肢は常に豊富に用意されているケースが一般的です。

(2013年12月掲載)

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ホルムアルデヒドについて

ホルムアルデヒドについて、教えてください。

ホルムアルデヒドとは家具や建築資材、壁紙を貼るための接着剤、塗料などに含まれている人体に有害な化学物質の一つです。

ホルムアルデヒドは家具や建築資材などから少しずつ室内の空気中に拡散し、新築後しばらくの間は目がチカチカしたり、めまいや頭痛、皮膚障害などが起きる「シックハウス症候群」を引き起こしたりします。

現在では、ホルムアルデヒドを含まないか含有量の少ない建材などの改良が進められています。

(2013年11月掲載)

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リノベーションとコンバージョンの違いについて

リノベーションとコンバージョンの違いは何ですか?

リノベーションとは、時間の経過とともに古くなった既存の建物を、現在の市場ニーズや周辺環境などにあわせて再生させることです。これにより、用途自体は変更せずに空室対策や利便性改善を図ることができます。

これに対してコンバージョンとは、既存の建物の用途を変更することによって、再生させることです。建て替えと比べると、省資源、省エネルギー、廃材の減少などで環境面からも注目されている手法です。

例えば、都市部ではオフィス床の供給が過剰になり、空きオフィスが増加していることから、オフィスビルを集合住宅などの居住用建物に改造するコンバージョンが行われています。

(2013年7月掲載)

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公開空地とは

私の住んでいるマンションには公開空地が設けられています。公開空地とはどのようなものですか。

公開空地とは、建築基準法の総合設計制度(建築基準法59条の2)に基づいて、マンションやビル等の対象敷地内に設けられた、一般公衆が自由に通行できるオープンスペースです。

一定以上の公開空地を設置するマンション等は、容積率の割り増しや高さ制限の緩和が受けられます。

一般に開放された公開空地では、歩行者が自由に通行したり、イベントなどの一時的な利用は可能とされていますが、営利目的での利用や、特定の人が常時または長期にわたって利用することはできません。

マンション住民をはじめとする公開空地の利用者は、その性質をよく理解して、正しく利用することが必要です。

(2013年5月掲載)

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屋上緑化とは

マンションの屋上緑化とは、何ですか。

屋上緑化とは、マンションの屋上に、植物を植えて、緑化することをいいます。

屋上に植えた樹木や草花などは、吸収した水分を葉などから水蒸気として放出します。これは、周囲の温度を下げる効果があり、近年、都市部の気温が異常な高温を示すヒートアイランド現象の有効な対策としても注目されています。  

その他のメリットとしては、マンションの上層階(特に最上階)では屋上緑化によるクールダウン効果で室温の上昇を抑えることができ、夏場のエアコンも効きやすくなります。また、土壌が雨水を吸収するため下水への流出が遅延し、大雨による洪水被害を低減することができます。  

これとは対照的にデメリットもあります。将来緑化した屋上の防水層を改修する際、防水面を露出させるために植栽や土壌をすべて移設する必要があります。また、植物の根はとても強く、特にプランター等を使用しない場合には、長い年月をかけて防水層を突き破ることがあり、上層階(特に最上階)での漏水事故が発生する可能性もあります。  

対策としては耐根用のマットやフィルターを防水層と土壌の間に敷きつめ、耐根層を形成することで植物の根から建物を守る方法がありますが、維持管理に手間とコストがかかることは考慮しておかなければならないでしょう。

(2013年4月掲載)

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