編集部からのご回答

設備

各自で設置できる浄水器にはどのような種類がありますか?

先月号の編集部からのご回答で、浄水器に関する設置方法について記載されていましたが、実際に設置できる浄水器にはどのような種類があるのか教えてください。

先月号で、各自で設置できる浄水器の設置方法には、「蛇口直結型」(蛇口に至る直進の配管など、多少の改造を必要としますが、「元栓直結型」に比べ本欄ではこう呼びます。)があることを紹介しましたが、実際に設置するとなると、その目的に合わせて、浄水器を選ぶ必要があります。蛇口直結型の浄水器のうち、代表的なものについて特徴をまとめると以下のようになります。相談してみてください。

目的 方式 メリット デメリット
カルキ臭、カビ臭を除去したい 活性炭フィルター式 (写真1) ・比較的安価である
・設置が簡単
・フィルターの寿命が短い(3ヵ月程度)
・フィルター孔が大きいため、ダイオキシンや重金属の除去は不可
カルキ臭、カビ臭の除去に加え、ダイオキシンや重金属なども除去したい 逆浸透膜方式 (写真2、3) ・ほとんどの有害物質が除去できる
・タンク内に圧力をかけて真空にすることにより、雑菌が繁殖しにくい
・価格が高い
貯水タンクが必要で、場所をとる
・純水の約3倍の捨て水が出てしまう
活性炭フィルター浄水器(写真1) 逆浸透膜浄水器シンク取付タイプ(写真2) 逆浸透膜浄水器カウンタートップタイプ(写真3)

(2005年2月掲載)

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「ディンプルキー」とはどのような鍵なのですか

『ディンプルキー』という防犯性に優れた鍵があると聞きました。一体どのような鍵なのですか。

ディンプルキーには、鍵の表面に深さや大きさの異なるくぼみがいくつかあります。

このくぼみの深さや大きさを変えることによって、約2935億通りの鍵のパターンができるとされているので、鍵の複製が非常に難しい作りとなっています。シリンダー内に6本のピンが一列に並んだものが上下左右、さらには斜めにもディンプル穴があるのでその角度まで合わせるのはほとんど不可能とされており、ピッキング対策に優れています。ディンプルキーにはシリアルナンバーが打ってあり「完全登録システム」が採用されているので、シリアルナンバーと登録者が一致しないと合鍵も作れません。また、鍵がリバーシブルタイプなので、鍵の上下を気にすることなくスムーズな開錠が可能です。

V18シリンダー鍵

ディンプルキー

(2004年11月掲載)

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ディスポーザーのメリット、デメリット及び設置について

ディスポーザーのメリット、デメリットを教えてください。また、簡単に設置することはできるのでしょうか。

ディスポーザーとは生ゴミの粉砕機のことです。ディスポーザーは台所の排水口に設置されており、生ゴミを入れて設備に応じたボタンを押すと、ミキサーのようにカッターが回転し、生ゴミを粉砕します。粉砕された生ゴミは水で屋外に設置された処理槽に流されます。粉砕されたゴミはほとんどの部分を水と二酸化炭素に分解し、処理水として下水道に排出されます。

ディスポーザー施設のメリットは以下の通りです。
①いつでも処理ができゴミだしや悪臭の心配がなくなる。
②生ゴミの保管をしなくてもよいため、害虫の被害から開放される。
③いつでも清潔でゴミの減量になるため、カラスなどの害が少なくなる。

逆にデメリットは以下の通りです。
①ディスポーザー運転のためエネルギー消費量が増える。
②下水処理コストが増加する。
③処理のために、汚泥処理施設の増加、専用排水管など大掛かりな設備が必要となる。

これからディスポーザーを設置する場合は、デメリットの③で述べたような大掛かりな設備が必要となります。その工事に多額な費用が必要となるほか、さまざまな条件を満たす必要がありますので、簡単に設置することはできません。

(2004年9月掲載)

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給水を直結増圧方式に切り替えるには?またメリットは?

最近、受水槽を撤去して給水を直結増圧方式に切り替えるマンションが増えていますが、どのような工事が必要なのでしょうか。またどんなメリットがあるのでしょう。

受水槽や高架水槽を利用した給水方式(以下、「受水槽方式」という)から直結増圧方式へ変換する工事についてですが、10階建て以下で、おおむね50戸程度のマンションまでであれば可能です。この階数と戸数の基準については各自治体によって異なりますのでそれぞれの水道局などに問い合わせて確認する必要があります。受水槽や高架水槽を撤去し増圧ポンプを取り付けることに加え、水道の引き込み管を増圧ポンプの水圧に耐えられるものにするため、配管の拡張工事が必要になる場合があります。

直結増圧方式のメリット、デメリットをまとめると以下のようになります。

メリット
(1)受水槽を撤去したスペースを、駐輪場や駐車場の増設に利用できます。
(2)受水槽方式で必要であった年1回水質保持のための水質検査と水槽内の清掃業務が不要となります。
(3)受水槽や高架水槽はFRP塗装などの定期的なメンテナンスが必要となりますが、これも不要となります。

デメリット
(4)受水槽方式は断水時にも受水槽や高架水槽に溜まっている水を利用できる貯留機能があるのに対し、直結増圧方式には貯留機能がなく、停電時、断水時にはすぐに断水してしまう。
(5)上記導入時の工事の費用が必要

また高架水槽のみを残し既設の配管を利用する給水方式もあり、この場合工事費は抑えられますが、高架水槽について上記の水槽内の清掃等や定期的なメンテナンスはしなくてはなりませんが、受水槽のメンテナンスについては不要となります。

以上のように直結増圧方式の工事はメリットとデメリットがありますが、長期的にみると経済的なメリットがあると考えられます。

(2004年8月掲載)

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