編集部からのご回答
設備
マンションの消防用設備について
マンションの消防用設備にはどのようなものがありますか。
消防用設備等は、消火設備、警報設備、避難設備に分類され、マンションには消火器、消火栓、火災報知器、避難器具、誘導灯等が設置されています。
住戸には熱感知器等が設置されており、避難のためにバルコニーには避難ハッチが設置されている部屋もあります。なお、各住戸の熱感知器等や非常警報の仕組みはマンションによって異なるため、警報の鳴る場所や通報される先などを普段から確認しておくことが必要です。
(2020年5月掲載)
火災以外で住宅用火災警報器が鳴る場合
火災以外で住宅用火災警報器が鳴ってしまう場合があると聞きます。それは、どういう時なのでしょうか。
住宅用火災警報器は、「煙式」が一般的に設置されています。火災以外で住宅用火災警報器が鳴ってしまう要因として、総務省消防庁のサイトでは、「たばこの煙」、「調理時などに発生する大量の湯気や煙」、「燻煙式の殺虫剤の使用時」などが挙げられています。特に、燻煙式の殺虫剤を使用する際は、煙を感知しないようにあらかじめ住宅用火災警報器をビニール袋で覆ったり、取り外したりしておきましょう。作業の終了後にビニール袋をはずすことや、再度設置することを忘れないことが重要です。
また、住宅用火災警報器には「熱式」もあります。台所など、火災でないのに火災警報器が頻繁に鳴る場合は、「熱式」への変更を検討しても良いでしょう。
なお、住宅用火災警報器は10年に1度を目安に交換をしましょう。電池切れを知らせるために1回だけ鳴るようになっている製品もあるようです。
(2018年9月掲載)
LED照明のメリットとデメリット
わが家でLED照明に変えるという話が出ましたが、本当にメリットばかりなのでしょうか。
LEDのメリットとデメリットは以下のとおりです。
【メリット】
・寿命が蛍光灯や白熱電球より長いため電球交換の手間がかからない。
・消費電力が少ないため電気代が安くなる。
・頻繁につけたり消したりしても寿命が縮むことがない。
・衝撃に強く壊れにくい。
・紫外線を出さず、虫が寄ってこない。
・電気をつけてから明るくなるまでに時間がかからない。
・消費電力が少ないため、二酸化炭素の排出量が少なく環境に優しい。
【デメリット】
・購入コストが高い。
・360度均一に光が届く蛍光灯に対し、均一に光を放射できないため、場所によって明度が異なる。
このようなデメリットもありますが、適した場所に使用すれば電気代が安くなる、夜間に虫が寄ってこないなど、電気に関する不満が少し解消されます。器具一体型と取替電球型があるので、設置場所にあわせて、少しずつ自分の生活の中に取り入れてみてはいかがでしょうか。
(2018年5月掲載)