Mansion Reform

窓・壁・床・屋根

床暖房

 近年の省エネ思考は、我慢をするのではなく、無駄をなくすという意識が一般的になってきました。

 新築の住宅やマンションで、床暖房の設置が多くなってきたのも、無駄をなくす効果があるからです。従来のストーブやエアコンは、部屋全体の空気を暖めて使用します。しかし、暖かい空気は天井近くに集まりやすいので、人が直接温度を感じる範囲の空気の方が温度が低い場合が多いのです。

 その点、床暖房は、床からの輻射熱を受けて、暖かく感じるので、気温の低い戸外で日光を浴びると暖かく感じるのと一緒で、空気が暖かくなっていなくても、暖かく感じることができるのです。

 リフォームで床暖房を設置するのは大変大掛かりな工事になると思われる方も多いでしょう。床暖房の方式によっては、実際に大掛かりな工事になる場合もありますが、リフォーム用に開発された方式では意外と簡易に施工することができる場合があります。

 一例を挙げると、8畳用で100V(ボルト)電源で9A(アンペア)以上の容量のコンセントがあれば設置できるものなどがあります。今あるフローリングの上に0.4〜0.6ミリの発熱体を貼り、その上に2ミリ仕上げ材を貼るだけなので、今の床より3ミリ高くなるだけで設置できるのです。温度も35度以上にはならないように設定してあり、低温やけどの心配もありません。

 床暖房は立ち上がりに20〜30分掛かるので、部屋を短時間しか使用しないような場合や、外から帰ってすぐに暖まりたい場合など、生活の形態によっては適さない場合もあるので注意が必要です。

 ただし、リフォームの場合、現在使用している暖房器具との併用もできるので、さまざまな使い方に対応できるでしょう。