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リノリウム(天然素材の床仕上げ材)

 今回は、環境適応床材といわれているリノリウムを紹介します。

 リノリウムは厚さ2.5mm程度のシート状の床材で、その原材料は、天然素材である亜麻仁油・ロジン(松脂)・木粉・コルク紛・石灰紛・顔料・麻布などで構成されています。製造工程で化学物質などを使用していないので健康に良く、さらに土に埋めればやがて生物分解し、焼却しても有毒ガスが発生しないエコロジーな材料といえます。

 かつては病院や学校などの公共建築物の床仕上げ材料としてよく使用されていましたが、ビニール系の床材の普及により相対的にコストが高くなり、いつの間にか使用されなくなりました。しかし最近は環境に優しい建築材料として住宅の建築材料としても注目されています。

 主な原材料である亜麻仁油は植物である亜麻(リネン)という一年草の花が咲いた後にできる種を加熱し圧搾してできます。亜麻(リネン)の繊維は紀元前より人類が広く使用しています。

 リノリウムは適度な柔軟性とクッション性があるとともに、抗菌性が高く、床面を衛生的に保つことができます。また、断面は単層構造となっているため表面剥離が生じにくく、軽い傷であれば表面を削り取ることもできます。

 しかし天然素材のために臭いがあり、専用のワックスがかかっていない場合は水・アルカリ成分に弱いなど、住宅に使用する場合は注意しなければならない特性も多くあります。したがって、実際に使用される場合には現物見本を取り寄せ、使用場所を考慮して採用することをお勧めします。

 内装仕上げ材料の総合会社で「東リ」という会社がありますが、この会社の社名の由来はリノリウムからきています。現在、国産品はなく、すべてドイツやオランダからの輸入品ですが、国内のビニール系床材総合カタログの多くに記載されています。材料価格は平方メートルあたり約5000円(税抜き)で、これに工事の費用が発生します。


亜麻の花 リノリウム見本
亜麻の花 リノリウム見本