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カルトナージュ「箱」デザイナー/国府田 清香さん

カルトナージュ「箱」デザイナー/国府田 清香
「箱で楽しむインテリア」
Profile

国府田 清香/カルトナージュ「箱」デザイナー
旅行で訪れたパリでカルトナージュと出逢い、技術を習得。その後、オリジナルのインテリアとして使える箱、Haco Worksを考案。現在、再生紙を使った箱、使い終えたビン、缶なども利用し、環境も考慮したインテリアBOXの提案に力を注ぐ。チャリティー展示会「RIJ国際難民支援会」への参加などチャリティーレッスンも定期的に開催する。カルチャースクールなどで講師を務めるほか、生活空間でのコーディネートや、イベントも手がける。
HP: http://hacoworks.com



 カルトナージュとは厚紙を組み立て、布や紙を巻いて仕上げるフランスの手工芸です。

 歴史は長く、フランスではもちろんのこと、イタリア、アジアでも古くから使われています。日本でも和紙を巻いて仕上げた貼箱は古くから愛用されてきました。

 私がカルトナージュと出逢ったのは、旅行で訪れたパリの友人宅でした。部屋に招かれると、彼女はテーブルの上にあった雑誌や新聞をさっと箱にしまいました。その箱があまりに美しく見とれてしまいました。

 それに、ただ箱の中に物を入れる一瞬の動作が、とても美しくエレガントに見えたのを今も忘れられません。

 私は、子どものころから入れ物が大好きで、どこへ行くにもお気に入りのバッグを持ち歩いていました。

お嫁入りのときの箱。中には物が入り、スツールにもなります。

お嫁入りのときの箱。
中には物が入り、
スツールにもなります。

ナプキン、カトラリーケース

ナプキン、
カトラリーケース



 入れ物といっても、たくさんの種類があります。 持ち歩くバッグから、その中に入れる手帳、ポーチ、お財布。家の中にも、たくさんあります。大きい物だとダイニングボードやチェスト、小さい物だと衣装箱やマガジンラック、ごみ箱まで数え切れないほどあります。

 その一つ一つが私にはとても大切なものです。

 Haco Works「箱ワークス」では、持ち歩く物はファッショナブルに、インテリアとしての箱は使いやすく、入れる物を考えた機能的な箱を追及しています。

 しかし、ただ機能的ではインテリアとしての意味はありません。

 機能的にデザインされた箱に、美しい布や壁紙を巻くことで、よりインテリアとして楽しめる箱に変わります。トータルにコーディネートできれば、その役割はとても大きいものになります。

 私の教室では、皆さんのさまざまな要望に応じて作品をデザインし、提案もしています。利用目的を明確にした上で制作すると、満足度も高くなるようで、大変喜ばれています。

 布も好きなものを使うので、まさに箱のオートクチュール!

 私の目指す「箱で楽しむインテリア」は好きな色、デザインと、あらゆるリクエストが利く、世界でたった一つのオリジナル作品です。

 最近では、小さめの箱だけではなく、ベンチやスツール、トレースタンドなど木材も使い、家具にも布を巻いて仕上げる「インテリアファニチャー」も制作しています。

 トレースタンドは1日で仕上げられるよう布までキットにしています。上に載せるトレーは、リクエストに応じて、お揃いの布でキットにして半日で仕上げることができます。

 生徒さんからは「これが自分で作れるなんて信じられない」という声も多く、今年から始めたにも関わらず、受講者はすでに200名を超えました。

トレースタンド

トレースタンド

ベンチ

ベンチ

 さらに、トータルインテリアとして収納力と、お洒落なスタイルを兼ね備えたベンチ、スツール(ベットサイド、玄関に置くタイプ)を提案し、好評を得ています。

 美しく、使いやすい収納に触れられる日常生活は、優しさに包まれ、心豊かにしてくれます。

それが手作りの良さだと私は思います。 今後はその世界を広げるために養成コースも開講し、講師の養成にも力を入れていきます。

 マガジンランド社より昨年出版した「カルトナージュ 箱で楽しむインテリア」は、すべての想いを込めて制作しました。

バスケットにはパンを入れたり、趣味の道具を入れても・・・

バスケットにはパンを入れたり、
趣味の道具を入れても・・・

 私の考えるHaco「箱」にはストーリーがあり、夢があります。

 その夢をたくさんの人々と共有し制作できることは、私にとってこの上ない幸せです。

 今年も大きなイベントを控え、生徒さんとたくさんの作品を制作しています。今後も皆さんとの触れ合いを大切にしがら、活動していきたいと思っています。









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