Wendy-Net トップページ > Ms Wendy > Back Number > 広島大学経済学部 公開講座 白鴎大学教授 福岡 政行

Ms Wendy

BackNumber

広島大学経済学部 公開講座 白鴎大学教授 福岡 政行

「2002年の政局を占う」
白鴎大学教授 福岡 政行
Profile

福岡 政行白鴎大学教授
1945年 9月9日、東京都葛飾区生まれ
1968年 早稲田大学 政治経済学部 卒業
1973年 早稲田大学 大学院 政治学研究科 博士課程修了
  同年 明治学院大学 法学部 非常勤講師
1976年 駒沢大学 法学部 専任講師
1980年 駒沢大学 法学部 助教授
1992年 白鴎大学 法学部 教授(政治学)

 政治学を学ぶ上で、机上の研究よりもフィールドワークを重視し、何ごとにも現場を観察することが肝要というのがモットー。全国各地から得た生の情報のもとに、実証的政治学を研究している。また、ボランティア活動にも積極的に関わっている。これまで阪神淡路大震災被害者をはじめ、三宅島被害者やカンボジア、朝鮮民主主義人民共和国の子どもたちなどへの支援活動をゼミ学生と共に行っており、現在「アシスト(ジャパン)の会」の事務局長を務める。


 こんばんは、福岡でございます。

 ご紹介頂きました通りであります。

 昭和20年の9月9日に東京葛飾柴又、柳生の生まれであります。


 ええ、寅さんの映画に出ていませんが、ノンちゃん雲に乗るという映画に2秒間だけ一野球少年で端の方にちょっと写っているだけですが(笑)、これがわが人生の誇りであります。

 同じクラスから18人、新聞記者、放送記者が出て、多くが政治部であります。

 そのようなことで、若干情報があるというようなことで、学生さんも居られると思いますが、できれば、生きた政治学というものの話を今日させて頂きたいと思います。

 最後にあの10分ほど、是非よければ、社会人の方を含めてご質問を頂きたいというふうに思っています。

 最後の方ちょっと暗い、ええ、なるべく銀行とかゼネコンの話は広島県で、ええ、して良いのかどうか分かりませんが、ちょっと暗い話もですねえ、若干せざるを得ないというような思いであります。

 先日、小泉さんとちょっと話をする機会がありました。

 「何とか先生、30兆円を守ることができ、道路公団の民営化を含め、30いくつについてやる事ができて、大きな一つの峠を越える所まで来た」と。

 「もちろん100点満点ではないけども、勝負は来年の2月の国会予算審議だ」というふうに思うというようなことで、「この半年、7ヵ月くらいですが走りぬいてきた」と言われて、こういう風に言われて、まあ、ちょっと、話をしました。

 しかし、これからが本当の第1コーナを曲がって、向こう正面に来るという大切なときだと思うので、ぜひ、御身大切にということで。

 身長169センチ、体重69キロと言われていますが、最近、画面で見て分かるようにどうも数キロ痩せている可能性があります。

 65、6キロですけども、若干痩せているというようなことで、そのくらい、ただ、まあ、太っているよりは、言いにくいですが、私もそうですが(笑)痩せている方が良いだろうと言うことです。

 ただ、一方で、内閣支持率が75%から80%のときはともかく、50%を切るくらいの段階にかかった時、恐らく、年の2月ないし3月の内閣支持率がひとつのファクターです。

 50を切ったら恐らく、抵抗勢力等々の形で動いてゆくと言うふうに思います。

 もうひとつは、最後の方で、15分ぐらい話をしますが、経済ファクターです。

 これが、いわゆる今の痛みを伴う改革に我慢ができるかどうか、失業率は恐らく、近々6%までいきます。

 今、5.4%、1%が約65万人ですが、今、1週間で数万人ぐらいの失業が出てきて、今のところ大きなところですから、この後、中小零細企業に波及をしてきて開店休業という状態の中小の下請けの建設会社は、もうこれ、いっぱいあることはご案内のとおりであります。

 もう一点は、外務省問題ですが、とにかく、外務省の人間は悪い、もう50歳以上は全員クビにした方がいいです(笑)。退職金も半額でいいでしょう。

 今日、公務員の方はいないと思いますが、広島大学以外の公務員なんですけども(笑)、とにかく、税金はこづかいと考えたりする風があります。

 仮に例えば言います。

 例えば、広島のあるホテルで国際会議をした。例えば、世界50カ国から4人ずつ人が来る、200人です。

 3泊する、つまり、600人分ですね。1人大体3万円くらい、飲み食いからホテル代全部持つと、3万掛ける 600人 で 1800万ですかねえ? こういう風に見積もりが出てくるわけですよね、で、1800万の見積もりが出てきて、それじゃと、言われると当然外務省は、即金ですぐに振り込みます。

 で、終わって、計算をすると1300、何十何万何千何百何十何円、当然、電話代が入ります。端数が出てくる。

 何万何千何百何十何円だけ置いて、領収書書き換えて、残った200万円は、おたくの金庫にプールしといてくれ、忘年会の季節だろう、新年会の季節だろう、俺たち外務省の職員が飯を食ったときに、それから回してもらう。

 これを5年間で 2億数千万円。

 外務省の5つの課を除いた全部の部局でプール金は数100万から1000万、その金額もいま公表してないんですね。

 そりゃぁ、田中真紀子は怒るのは当然です。

 ですから、もう50歳以上、全員辞めてもらって、税務署の所長さんに会計課長になってもらうんですよ。

 そのくらい意識改革をやるか、あとは、もう、外国に長く留学をしていた先生方にですね、全部大使になってもらう。

 ノンキャリの人の昇格の基準はひとつしかありません、キャリアの推薦です。だから、汚れ役を全部やらなければいない。外務省の人間が3人捕まりました。

 岡本行夫と先日、シンポジウムをやっているときに、まあ、友人ですから 岡本さん、ゴキブリは1匹捕まれば、後ろに大体100匹いるんだ、と、こういう話をした。

 岡本はいきなり、「じゃあ、300匹いるのかって? 」「いるだろうそのくらい、胸に手あてて考えてみろ」って言ったら、その時は良くわかんなかった。

 でも、このあいだ、出てきたら328人ですよ。

 外務省5700人の組織ですから、そのうちの328人ですから、6% か何パーセントか、ちょっと計算は苦手ですが、19人に1人くらいがごまかしている、この問題で。

 それは50歳以上全部辞めさせて、とにかく悪いのは、外務省の職員。

 だけども、田中真紀子も問題がある。

 テレビの視聴率は、まあ、今日はテレビの問題はやりませんが、視聴率は1分計です。
全部視聴率は、1分ずつこう動くんです。

 ですから、ヒット曲のないのに紅白に出る人がいるでしょ? 必ず。舞台衣装の派手な人ですよ、誰とは言わないけども(笑)。

 それが、田中真紀子さんが出てくると視聴率は一気に5%から10% 上がります。

 そりゃあ、ニュースステーションに出てきても13.4%の視聴率が、20%を越えるんです。

 私は、田中真紀子と同期ですが、大学で、久米さんと田中真紀子さんは同じ劇団にいた。

 でも、私が、彼女が頑張って外務省の不正を追求することは認めるけども、日本の国益を考えたら、やっぱり、いかがなものか?人間に3種類しかないというんですね、家族と敵と使用人だ。

 友達ってこの人いないんですねぇ、あなたたち外務省の人間、使用人だから、私の言うこと聞いてよ。田中角栄の娘だからそういうのかもしれません。

 もう、この期に及んでと思って、あとの指輪事件だとか、「新潟の浜辺に行って拉致された方がいい」とか、もう、これはとても外務大臣として、言うべきでないことを言う。

 結婚式で「おめでとう、いつ別れるんですか?」 というのと同じですよ、これ(笑)。

 広島に行って、「私はヤクルトのファンです」なんって、〈本当はそうなんですが〉、と、言うことはまだかわいいです(笑)。

 だから、その辺は国益を考えて、大使だとか、もう人事が60人も100人も止まっちゃったらどうなるか、ということです。

 小泉さんと会ったとき、とにかく景気が悪い、中小企業の実態、地場産業の実態、法人会や商工会議所の講演に行って、できうる限り中小の経営者の方々と話をして、それはもう、何にもしない人もしょうがない、老舗だ、創業何百年だ、伝統だと言っている、老舗と書くのは、本当は死んだ店と書いた方が早いというぐらい、何も考えない人もいる。

 だけども、景気は悪いだから、構造改革もやりながら景気対策もという話を。

 脳天気な大学の先生たちが、アクションプログラム、骨太の改革で530万人の雇用を造るなんて朝から言うから、失業者は360万人、非自発的失業者は120万人、どうしても辞めている人が120万、あとは20代でどうでもいいような連中たちが、まあ、とにかくつまんないから辞めて、雇用保険もらおうか。

 ドイツは20数ヵ月あります、2年だと思います。ドイツの若者が働かないのはこれですよ。モラルハザード。

 だって、3年ぐらい働いたら2年間雇用保険70% から50、60% 貰えたら絶対そっち取るでしょう?間違いなく。

 本当に困っている人にお金を。

 オーロラを見に行ったある作家の文章を読まれました?

 18人集まったそうです、成田空港に。今年、大変なオーロラのブームです。

 18人中4人、失業保険をもらっている人なんですよ。

 ビジネスクラスの旅行です、1人58万何千円です。

 4人が、失業保険もらっている人が、もらって、オーロラを58万、ビジネスクラスでという、こういう問題がある。

 本当に必要な45歳、50歳で子供が2人いて、会社がつぶれて、そりゃもう就職のできない人。そりゃぁもう、とにかく月々18万か20万か何万か分からないです、人によります。

 雇用保険をもらいながらオーロラを見に行く人もいる。きちんと、1人1人をチェックしないといけない。

 そんなことをずーっと言いながら、加と吉ちゃんの香川県観音寺の商工会議所の講演に30周年記念で行きました。

 お昼ごはんを食べて1時間ぐらいして、コーヒーを飲んでいたら、ホテルを経営されていますから、観音寺で、「先生、あそこから見える、窓から見えるスーパーマーケット開店30周年、1971年オープン、30周年記念セールをすることになった。

 30年前の価格で全部売ると言う意見が出た、で、売り場主任18人が全部チェックした、1週間後、3000アイテム、そこで売っている、スーパーで売っている物、3000商品チェックしたら、なんと30数パーセント、3000中1000を越えて、30年前よりも今の方が安い。」

 安売りじゃなくって、高売り。

 私は今から30年前、早稲田の大学院の学生で、勉強して大学の先生ぐらいにしかなれないと思って、初めて選挙の分析を始める。

 で、そろばんできないから、とにかく電卓を買う、オムロンの電卓、今でも覚えています。

 3万5千円、2ヵ月間道路工事をしながら貯めて、もう、抱きかかえるようにヨドバシカメラで買ったオムロンを研究室に持って帰った。その話を総理に話した。

 小泉さんは、そういう聞く耳は持つ人です。

 耳は何で2つあるのか知ってる? 美しい音楽を、好きなミュージカルやオペラを聞く耳と、嫌なことを聞く耳があるから2つあるんだ、ということです(笑)。

主な著書

● 現代日本の政党政/時代の潮目を読む/現代政治分析理論
●手にとるように政治のことがわかる本/
●できることからボランティア永田町の通信簿/日本の愚かな構図/
●これからの日本をどうする(共編)
●ここから日本はよみがえる(共編)/日本の選挙
●「志」の開拓者たちよ!(共編)/もう首相はテレビ討論で決めよ
●10年後のニッポン/日本の選挙(増補版)


BackNumber

(無断転載禁ず)