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158号 注目の人 タレント/リサ・ステッグマイヤーさん

「お気に入りのオフタイムは トライアスロンに挑戦!」
リサ・ステッグマイヤー/タレント
Profile

リサ・ステッグマイヤー/タレント
1971年アメリカ・インディアナ州に生まれる。
本名は梨沙子ステッグマイヤー。
13才から日本に住む。上智大学比較文化学部・日本語日本文化学科卒。NHK英会話をはじめとして、バラエティー番組などに出演。キャスター、ラジオDJなど幅広いタレント活動をしている。好きなスポーツはトライアスロンのほか、スキー、テニス。


日本語の魅力を再発見した大学時代

 私は父の祖国であるアメリカ・インディアナ州で生まれました。そのあとすぐシカゴ、そしてニュージャージーに引っ越したので、アメリカの思い出はそちらにありますね。ニュージャージー州はアメリカ東海岸に位置していて、ニューヨークにも近い。ニューヨークが東京だとしたら、ニュージャージー州は千葉県か神奈川県にあたり、いわゆる郊外にあたります。緑が多く、日本人人口も高くて、私は現地の日本人学校で日本語を勉強しました。

 そして13才のとき父の転勤で、母の祖国である日本の東京にやってきたわけです。日本はそれまでも何度も遊びに訪れていたので、カルチャーショックもなく、学校でもすぐに友だちができて、すんなり溶け込めましたね。

 そのまま中学・高校と学び、そして上智大学に入学しました。経済学部に入ったのですが、そのうち日本語をもっと勉強したくなって。思い切って、途中で専攻を日本語に変えたんです。日本では大学に入ってしまうと、専攻を変えたくても変えない人が多いですよね。でも、自分の興味がまだ定まらない18才に専攻を決定するのも無理がある話。せっかく勉強するのなら、好きな学問をやりたかったので、私は日本語専攻に変わりました。


 授業では古文や漢文も学びました。漢文をまず現代の言葉に訳し、さらにそれを英語に訳したり。なかなか複雑でしたが、通訳の勉強にもなりましたね。助詞の「は」と「が」のちがいなど、普段は全く意識しない日本語の新たな発見もたくさんありました。日本語についてたっぷり勉強ができたので、あのとき勇気を持って専攻を変えて本当によかったと思っています。

 そして大学卒業間近となり、では就職は?となったとき、まだ自分は何をやりたいかわかりませんでした。在学中からアルバイトで、ラジオやテレビで英会話の番組に出演していたんですが、両親に相談したところ、その仕事を続けてみたらとアドバイスされて。卒業と同時に、今の仕事に飛び込んだんです。不安はなかったですね。大学時代からの仕事の経験もあったから、全くゼロからのスタートでなく、1からのスタートだったわけですから。在学当時は勉強と仕事で、旅行にも行けないような忙しい時代を過ごしました。でもあのとき仕事をしていなかったら、今の私はなかったわけだから、やっておいてよかったなと感じています。そういう経験って、お金では買えないものなんですね。

20代後半から、リラックスできた


競技は得意なスイム(水泳)から

 テレビとラジオは、それぞれちがう世界があって好きですね。テレビは独特のライブ感が好き。意外と難しかったのがラジオの仕事。顔が見えないので、言葉でイメージを伝えなくてはいけない。そのためには、ボキャブラリーも豊富でないとだめなんです。最初は「ラジオなんて楽勝」なんて思ってたけど、とんでもなかった(笑)。一般にラジオからスタートした人の方が、テレビ出身の人よりも話上手なのはこのためでしょう。ただ、今日のできごとを伝えるのでなく、自分の言葉で話すように工夫しました。話に色をつけて語る訓練になり、たいへん勉強になりましたね。

 仕事を始めてから最初の2~3年は、緊張とストレスの毎日でした。「私ってこの仕事に向いてるのかな?」と不安にとらわれたことも。そんな緊張が取れ、リラックスして仕事ができるようになったのは、20代後半になってから。「失敗しても、バネにすればいい。繰り返さなければいいんだ」って、肩の力を抜いて思えるようになったんです。

 30才になった今は、周囲のスタッフも年下が増えたこともあって、自分の意見が遠慮なく言えるようになりました。若いスタッフたちと、「それはおかしいんじゃない?」とお互いに話し合いながら作り上げる。そんな番組づくりの瞬間は楽しいですよ。

仕事とは全くちがう達成感が魅力


苦手なラン(走る)も無理せず楽しく


自然とふれあいながらのバイク(自転車)

 トライアスロンに出会ったのは2年前。それまでも、元々運動するのが好きだったので、ジムやエアロビクスに通ったりしていました。でも社会人になったときに気づいたんです。目標がないから、つまらないって。そのときトライアスロンのことを知り、これなら私にできるかなとひらめいたんです。

 初めて出場したのは2年前の愛知・伊良湖での大会で、出場4ヵ月前にエントリー。トライアスロンはスイム(水泳)とバイク(自転車)、そして最後にラン(走る)で構成されていますが、それぞれの競技をトライアスロンスクールに通って練習しました。

 そして初めて出場した大会で、めでたく完走!それが自信につながったし、ものすごい達成感に包まれましたね。仕事とは全くちがう種類の達成感。「スポーツって、自分のためにやっているんだ。やったことがすべて自分に返ってくるんだ」と感じました。マラソンの有森裕子さんが「自分をほめてあげたい」と言いましたが、あの気持ちがホントにわかる(笑)。

 そんなトライアスロンの魅力に取りつかれ、去年は立川、北海道、新潟、奄美大島の4つの大会に出場しました。3回目の大会ではフィニッシュの約10m前、最後の最後で抜かれてしまって。そのとき初めて、嬉しさより悔しさを味わいましたね。

 トライアスロンは大会によって距離などがちがってきます。私が出場しているのは”オリンピック・ディスタンス“といわれているもので、スイムが1.5km、バイクが40km、ランが10km。私は得意な競技がスイムで、苦手なのがラン。

 初心者でもある程度練習して備えれば、完走のパーセンテージは高くなると思います。スイムが250mと、初心者用のレースもあるので、初めての人はそこから試してみてはいかがでしょう。

 トライアスロンのもうひとつの魅力は、自然と触れ合うことができることです。日常では、なかなか自然とふれあう機会が少ないですが、大会は北海道から沖縄まであるので、それぞれの土地の自然に触れ合うことができ、気持ちがいいんです。土地によって海もちがうし、匂いのちがいも感じられますから。

 トライアスロンをすることで、仕事と遊びの気持ちの切り替えも上手にできるようになりました。オンとオフのスイッチを切り替えて、ストレスを上手に解消できるようになったことは私にとって大きいですね。これからもトライアスロンは長く続けたいので、決して無理はしないように、うまく付き合っていきたいと考えています。

英語学習は、努力あるのみ!


東京渋谷 所属事務所にて

 「どうやったら英語がラクに話せるようになるの?」と聞かれますが、ラクな道なんてありません(笑)。努力、努力の積み重ねです。毎日必ず1時間くらいは英語の文を目にしたり、言葉を耳にしたりして勉強するのがおすすめ。ボキャブラリーは暗記できるけど、それをどう使うかが日本人が苦労しているところですね。「発音がうまくないから、喋るのが恥ずかしい」という人が多いですが、上達するにはとにかく使うこと。海外旅行でも、積極的に使ってみてください。そうやって1年ぐらいたてば、成果は見えてくるはず。とにかく恥ずかしがらずに使うこと。それが上達のポイントです。

 将来は、エッセイの本なども書いてみたいですね。ものを書いたりすることは、好きなほうなんです。

 そして、仕事とオフタイムを上手に両立させていくのが目標。今のよい体調をキープして、風邪にも注意したい。やはり健康あっての、仕事と趣味なのですから。


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