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本音のエッセイ

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197号 タレント・作家 うつみ 宮土理さん

「私の本音」

タレント・作家 うつみ 宮土理

タレント・作家 うつみ 宮土理さん

うつみ 宮土理/タレント・作家

実践女子大学文学部英文学科卒業後、朝日新聞社「ディス・イズ・ジャパン」編集部勤務を経てタレントに。テレビの情報番組やバラエティ番組などに出演するほか、舞台の座長公演やコンサート活動も多く、また、「紐育マサオ」「人の物語」などの小説を執筆・出版している。

 新聞や雑誌に私の名前が載るとき、「うつみ宮土理(××才)」 と書かれる。年齢を載せないで欲しい、と徹底すれば新聞や雑誌も書かないそうだ。しかし、私はそれをしようとは思っていない。私の年齢を知る読者の感想に任せようと思っているからだ。

「へえー、うつみ宮土理って、結構、年なのね」

「へえー、うつみ宮土理って年齢より随分と若いじゃない」

などと、さまざまだろう。私はたくさんの人に後者のように思われたいと、秘かに願っている。

 長い間、私はテレビ・講演会・舞台、と忙しく仕事をさせていただいている。その中で舞台はまだ6年ほどだ。「BABABAコンサート」という歌と踊りと喋りのコンサートを始めたのがきっかけだ。喋りの方は司会業だから慣れてはいても、踊りと歌は滅多に人前で披露したことがなかったから不安だったが、これが楽しかった。先生についてダンス・歌のレッスンをしている時の新鮮な喜びはテレビにはないものだった。汗をいっぱいかきながらおどる自分を「いいな、私って。まだまだいけるじゃない」と満足することがある。それから毎年恒例になった「シャンソン・コンサート」やホテルの「ディナーショー」も続いている。それと3年前から東宝の「ミュージカル公演」と舞台が多くなった。ミュージカルの舞台の私は、40代の独身の陽気な探偵になったり、故郷に帰る売れない演歌歌手になったりと、実際の年齢よりずっと若い女を演じている。

 私の体型・声量・動き・踊りすべてがお客様の前に晒される。私自身も1ヶ月間の稽古、とそのあと1ヶ月間の公演に対応できる体と精神づくりに必死になる。

 「ボクは訓練は嫌いだけど、あなたは本当によくやるね」これは亭主が私を褒めてくれる言葉だが、10年続けているボイストレーニング、踊りやタップ、それに筋力をつけるためのジム通いは嫌いではない。

 今の体力と気力がいつまでも持続できるように私はレッスンとジム通いを続ける。

 私の本音は、私のステージをみにきてくださるお客さまが決めてくださる年齢が、実年齢の私より、若くありたいと思うことである。


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