編集部からのご回答

設備

防火ガラスとは

  防火ガラスとは、どのようなものですか。

防火ガラスとは、ガラスに耐火や防火性能を持たせたものをいいます。一般的な防火ガラスとしては、網入りガラスが用いられてきましたが、最近では、網が入っていないワイヤレスタイプの防火ガラスが登場しています。

網入りガラスとは、ガラスの中に細い鉄線が入ったガラスのことで、火災の熱によってガラスが割れたとしても飛び散らないような加工がされているため、火災の延焼を防ぎ、歩行者等への二次被害を防止する防火ガラスとして用いられています。このガラスの欠点は、ガラスに網が入っていることで視界をさえぎったり、水分によるさびや熱による膨張などが原因で、ガラスが割れてしまう恐れがあります。

そして、特殊加工により、網入りガラスと同等の防火性能を持ちつつ、網入りガラスが持つ欠点を改善したものがワイヤレス防火ガラスです。

ワイヤレス防火ガラスは文字通り網が無く、透明なガラスのためクリアな視界を保つことができます。また、網が無いため鉄線のさびや熱による膨張でガラスにひび割れを生じさせる心配もありません。

ワイヤレス防火ガラスは網入りガラスと比べて高価格ではありますが、このような利点から徐々に用いられることが多くなってきているようです。

(2012年5月掲載)

回答の一覧に戻る

花粉症対策をしているマンションについて

 花粉症対策がとられたマンションがあると聞きました。一般のマンションとは、どのような違いがあるのですか。

花粉の季節、家の中で快適に過ごすためには、花粉を室内に入れないことが最も重要です。花粉症対策をとっているマンションでは、建物や居室内に花粉が入りにくくする工夫がされています。
例えば、エントランスホールなどに「エアシャワー」と呼ばれる設備が設けられています。「エアシャワー」とは、精密機械工場や病院などで衛生管理や防塵のために使用されている設備で、衣服についた花粉・埃などを取り除いてくれる効果があります。

しかし、最近のマンションの多くは24時間換気になっているものが多く、エントランスホールの対策だけでは十分とはいえません。そこで注目されるのが「エアフィルター」です。

マンション建築に使用される「エアフィルター」は、医療施設などに用いられるクリーンルームの技術をマンションに応用したもので、花粉だけでなく、交通量の多い道路に面したマンションの排気ガス対策にも効果があります。

(2012年4月掲載)

回答の一覧に戻る

オール電化マンションのメリットとは

オール電化マンションのメリットは何ですか。

オール電化マンションとは、給湯や調理にガスを使わず、すべてのエネルギーを電気でまかなうマンションです。一般的には「自然冷媒ヒートポンプ給湯機」(エコキュート)や、IHクッキングヒーターなどが設置されています。

オール電化マンションの利点は、安全・清潔・環境に優しいという点です。IHクッキングヒーターは天板が平らなガラスなので、簡単に汚れを拭き取れ掃除がしやすく、また火を使わないので、火災の心配が少なく、子どもや高齢者にも安全です。

エコキュートは空気の熱を利用して、お湯を沸かす「ヒートポンプ」と呼ばれる仕組みを使っているので、従来の給湯機に比べてCO2を半減できるとされており、家庭からのCO2排出量を抑えられる、という利点があります。

また、各電力会社では夜間の電気料金が安くなる料金プランが準備されており、エコキュートなど夜間にお湯を沸かして貯めておく給湯機を利用する場合、電気代を節約することができるので、とても経済的です。

(2012年3月掲載)

回答の一覧に戻る

換気扇と乾燥機の違いについて

浴室にある換気扇と乾燥機の違いを教えてください。

浴室にある換気扇と乾燥機では、次のような違いがあります。

換気扇は、モーターで羽根を回し、浴室内の空気を外に押し出すことで、浴室内の空気を外気と交換する仕組みになっています。そのため外気が乾燥した季節や天候のときには、浴室内を乾燥させることができます。しかし、梅雨時期などの湿った外気を浴室内に取り込んでしまうと、室内の乾燥が不十分で、カビなどが発生することがあるかもしれません。

これに対して乾燥機は、電気やガスといった動力で作った暖かく乾燥した空気を浴室内に送り込むことで、室内を乾燥させる仕組みとなっています。そのため、換気扇よりも季節や天候に左右されることがなく、一定の乾燥能力を持っているといえるでしょう。

このように機能的には換気扇よりも乾燥機のほうが優れていると考えられますが、初期の購入費用や維持費用(電気代やガス代など)では換気扇のほうが安価であり、それぞれ長所と短所があります。どちらの設備を選択するかについては、お住まいの地域や住居の特性などを考慮されるとよいでしょう。

(2011年12月掲載)

回答の一覧に戻る

電化リフォームについて

マンションに住んでいます。電化リフォームをしたいと考えているのですが、可能でしょうか。

区分所有法によれば、専有部分の修繕は所有者に権限があります。しかし、マンション標準管理規約によれば、専有部分を修繕する場合、理事長にその旨を申請し、書面による承認を受けなければならないとされています。これは、上下左右の部屋が繋がっているというマンションの性質上、リフォーム工事などで近隣に騒音などの影響を及ぼしたり、共用部分の変更が必要になる場合があるためです。

また、マンションの住戸を電化リフォームする場合、マンション全体の電気容量の問題があります。オール電化を想定していないマンションでは、全住戸がオール電化にしてしまうと電気容量を超えてしまうからです。

まずは、マンション管理組合や管理会社に問い合わせ、ご自宅の電化リフォームが可能であるかの確認が必要です。

(2011年10月掲載)

回答の一覧に戻る