編集部からのご回答

マンション管理

なぜ管理員は各部屋の鍵を持っていないのか

分譲マンションに住んでいますが、自分の部屋の鍵をなくしてしまい部屋に入れなくなりました。管理員の方に鍵を借りようとしましたが、マスターキーは持っていないと言われました。なぜ管理員の方は各部屋の鍵を持っていないのですか。

管理員の方が常駐している分譲マンションは少なくありません。主な仕事はマンション来館者の対応や、敷地内の清掃、設備点検業務への立ち会い等です。そのために共用部分の鍵は管理員室で保管されているのが一般的ですが、各住戸は専有部分と呼ばれる個人財産であり、鍵の管理は占有者が行うため、特別な取り決めや契約などがない限り、住戸の鍵を管理員室で保管するケースはありません。

(2012年1月掲載)

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管理費等の年払いについて

毎月支払う管理費等は年払いはできるのでしょうか。もし、できるとしたら、割引などはあるのでしょうか。

マンションの管理費や修繕積立金の支払方法や支払期限は、マンションの管理規約で定められています。ちなみに国が作成したマンション標準管理規約では第60条に「当月分の管理費は前月の○日までに一括徴収する」「未払金額について、年利○%の遅延損害金と、違約金等が請求できる」旨の記載があります。

まずは、お手元の管理規約にて支払方法をご確認ください。

また、区分所有法第19条では「各共有者は、規約に別段の定めがない限りその持分に応じて、共用部分の負担に任ずる」とあり、このことはマンション標準管理規約第25条において「管理費等の額については、各区分所有者の共用部分の共有持分に応じて算出する」とされています。したがってマンションの管理費には、支払方法の別による割引の概念はありません。

(2011年8月掲載)

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鍵の交換に集会の決議は必要か

子どもが家の鍵をなくしてしまいました。防犯のためにもドアの鍵を取り替えたいのですが、ドアは共用部分だと聞きました。共用部分の変更には集会の決議が必要ということですが、ドアの鍵を取り替えるためにも集会の決議が必要になるのでしょうか?

集会の決議は必要ありません。

確かに共用部分を変更しようとする場合には集会の決議が必要となります。しかし標準管理規約により、ドアの鍵と内側部分は専有部分とされています。したがって、ドアの鍵を取り替えるのに集会の決議は必要ありません。

ただし、専有部分である鍵の取り替えでも、マンション全体の防犯性能の向上を目的として、全住戸の鍵を一斉に交換するような場合には、管理組合は集会の決議を経ることにより、鍵を一括で取り替えることができます。

(2011年5月掲載)

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前所有者の滞納管理費について

中古マンションを購入しましたが、前所有者が管理費等を滞納しており、管理組合よりその滞納管理費の請求を受けましたが、支払義務があるのでしょうか?

中古マンションの購入者は特定承継人と呼ばれ、区分所有法では前所有者が滞納した管理費等は特定承継人に継承されると定められています。すなわち、管理組合は前所有者の滞納管理費を、滞納した本人はもちろん、新所有者対しても請求できるというわけです。

仮に、新所有者と前所有者の間で滞納分を前所有者が全額責任をもって支払うというような取り決めがある場合でも、あくまでも当事者同士の取り決めに過ぎず、管理組合等の第三者に主張することはできません。

(2010年4月掲載)

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訴訟費用・弁護士費用について

マンションの管理費等の滞納者に対し、支払いを請求する訴訟を検討しています。訴訟費用や弁護士費用を滞納者に請求することはできますか?

管理費等の滞納者に対し、訴訟に必要な印紙代や郵券等は、滞納金額とは別に請求することができます。

しかし、訴訟のために管理組合が弁護士や司法書士を代理人として手続等を委託した場合の報酬については、管理規約に定めがない限り、滞納者へ請求することはできません。

(2010年3月掲載)

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